御 祭 神

 
                  日本の薬祖神     古代中国の最初の統治者
 
                                            特に医薬を司った
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              少彦名命                      神農氏
         (すくなひこなのみこと)            (しんのうし)
         

・少彦名命について
少彦名命は「日本書記(第一神代上)」では、大国主命と力を合わせ
心を一つにして国を治め、人々や家畜の病気の治療法を定めて獣や昆虫の
害うを払う、まじないを教えた為万民に至るまでその恩恵をこうむったという
事が記されています。

・神農氏について
神農氏は古代中国の伝説上の帝王で、伏儀(ふつぎ)、神農(しんのう)
黄帝(おうてい)と並び称される“三皇”の一人です。
その姿は、「牛首人身」とされています。
中国では、民に農耕を教えたことから農業の神様に、また、百草をなめて
薬草をさがした事から医薬の神様に、また、市場で交易を教えたことから
商業の神様にとさまざまな職業の守り神として崇拝されています。

薬、治療、温泉、国土開拓、造酒の神として古典に表されていますが
当社では、特に薬の神から健康増進の神として護神徳が発揚されています。

 

                            ご 由 緒

日本では古来より、神農氏は医薬の神様として崇拝され、医師や薬種業に
携わる人々は神農像や神農画を飾り、日を決めて祭りを行っていました。
江戸時代、大阪の道修町の薬業者は、唐薬種を扱っていたことから、人々の
健康や命にかかわる薬種の取扱いが神のご加護によって間違いなく遂行できる
ように祈念し、神農氏の掛け軸を床の間に掛けて祀っていました。
享保7年(1722)、「道修町薬種中買仲間」(幕府からくすりの専売を許可された
業者の団体)が、株仲間として公認され、長崎より入荷する薬種の品質と目方を 
保証し適正価格を定め、道修町は全国の薬種流通の中心地となりました。
唐薬種のみならず、和薬種も扱うようになり、
また仲間の繁栄を祈るため、有志で
組織した伊勢講が、安永9年(1780)10月、わが国の医薬の神である少彦名命
京都・五條天神宮より
お迎えし、既に祀っていた神農氏と共に道修町薬種中買
仲間の寄合所(現在の少彦名神社の位置)にお祀りするようになりました。
こうして、日本の少彦名命と中国の神農氏を薬祖神として祀ったのが少彦名神社
の始まり
です。

神社の沿革
享保18年(1733)  薬種中買仲間の親睦団体「伊勢講」結成
              伊勢神宮に参拝して神のご加護を祈念

安永9年(1780)   京都・五条天神宮から、少彦名命を道修町仲間寄合所に
              分霊勧請(ぶんれいかんじょう)。
              以前より祀っていた中国の薬祖神「神農氏」と併せて祀る。
              9月11日が祭礼日

文政5年(1822)   大坂にコレラ流行
              「虎頭殺鬼雄黄圓」(ことうさっきうおうえん)を施薬、
              病除け「張子の虎」を施与

天保8年(1837)     大塩平八郎の乱で道修町東半分消失、仲間会所も類焼

天宝11年(1840)    少彦名命を寄合所
庭内の社に祀る

明治5年(1872)    例祭日を薬種商社の休日に併せ9月21日・22日に変更

明治6年(1873)    例祭日を新暦の11月2日・3日に変更

明治9年(1876)    少彦名神社が一社として登録される

明治10年(1877)   コレラ流行につき神社祭礼が一時停止され、
例祭日を11月22日・23日とする

明治13年(1880)   神農祭に造り物(薬草人形)が
できる(昭和17年頃まで)

明治17年(1884)    薬祖神の崇敬団体「薬祖講」結成

明治39年(1906)   神社合祀令「じんじゃごうしれい)
               “境内狭く、社殿等が整わず、神職を常置しない神社を他の神社への合祀を指導”

明治43年(1910)   大阪薬種卸仲間商組合は、神社の独立存置を決意し、その寄付により
              少彦名神社の境内拡張
              社殿・社務所新築、正遷宮斎行(しょうせんぐうさいこう
              ・社務所内に組合事務所が入る)

明治44年(1911)   無格社 少彦名神社の指定を受ける

昭和15年(1940)   2階建て(畳敷き)社務所を洋風モルタル塗に改装

昭和21年(1946)   少彦名神社は宗教法人となる

昭和51年(1980)   鎮座200年を記念し、薬業界を中心の崇敬者の浄財で本殿・拝殿修理、
               社務所改築(5階建ビル)

平成9年(1997)    社務所3階に
「くすりの道修町資料館」開設

平成12年(2000)   本殿・拝殿が国登録有形文化財に指定

平成19年(2007)   薬祖講が実行する「神農祭」が大阪無形文化財(民族行事)に指定
                      

                          年間行事

1月1日                    歳旦祭
*1月4日〜7日        新年祈願祭
*8月25日            大阪医薬品元卸商組合式年祈願祭
11月22日・23日     例大祭(神農祭)
12月23日                         満願成就祭
12月冬至            冬至祭
毎月1・15・23         月例祭
毎月23日            献湯祭(湯神楽奉奏) 午前8時30分・午後12時30分 2回斎行
*は年によって日程が多少変更することがあります。
神農祭は、毎年11月22日・23日です。日にちを変更することはありません。
         

 

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