・古文書とは!? 古文書とはふつう、手で書かれた古い書類を意味しています。
薬種御改指上申一礼控帳― 道修町文書の中で最古の文書 和薬改会所に関する町觸 神農さんの張子の虎
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(常設展 パネル集)
道修町文書とは ![]()
大阪道修町にある少彦名神社には「道修町薬種中買仲間(どしょうまちやくしゅなかがいなかま)」
によって書かれた、およそ340年前からの古文書が保存されてきました。
道修町薬種中買仲間は、和漢薬の原料である薬種を幕府から公認されて
特権的に扱える株仲間で,長崎を通じて輸入される唐薬や、国産の和薬を
一手に取扱い、全国に供給していました。
株仲間は、江戸・大坂・京都などであらゆる業種に結成されていましたが、
明治5年、株仲間の解散とともにすべては崩壊し、関係書類は散逸して
しまいました。
ところが、道修町薬種中買仲間は、例外的に、近代的な組合組織にうまく移行し、少彦名神社の崇敬者団体である薬祖講(やくそこう)を共通の基盤として仲間の文書を一括で保管してきたのです。
これが「道修町文書」です。「道修町文書」は、薬種中買仲間の成立から解散までの近世文書(きんせいもんじょ)と明治維新から昭和終戦までの近代文書からなる膨大な一括文書です。
道修町文書が、歴史の変転をくぐり抜けて今日まで保存されてきたことは奇跡とさえいえるもので、
全国でも比類のない貴重な文化財です。
内容は、くすりの商いに関する記録、道修町に関する記録、業界と密接に関わってきた
少彦名神社に関する記録などで、江戸時代の大坂の役割を教えてくれる生きた教材でもあります。
それは、現在の道修町のルーツである道修町薬種中買仲間が、既に江戸時代から人々のいのちや
健康に携わっているという強い自覚のもとに活動していたことを裏づける資料でもあります。
古文書学では厳密には、(1)差出人から(2)何らかの伝えるべき内容があって(3)受取人に渡された書類のことを指し、後世に残す目的で書かれた記録や日記、一定の目的のもとに著述され書類や
編纂物とは区別していますが、一般的にはそれらも含めて、紙に書かれた古い書類を古文書と総称
しています。
古文書の価値は、骨董や古美術品と異なり、決して古いほど価値が高いというわけではありません。
資料としての価値は、その時代に関わらず等しいといえるでしょう。
古文書は、資料のなかでは記録や編纂物よりも重要な価値を持っています。
それは、古文書それ自体が歴史的事実そのものであるからです。というのは、古文書はというものは、それを資料として後世に残そうとして作られたものではなく、その時代に生きた人々が何かの目的や
必要があって作ったものだからです。
不可欠なものばかりです。
しかし、ショーケース内に展示されているのは原本の一部のページだけで、その全容を知る
ことが出来ません。
そこで、当資料館の主要な古文書についてその全体像を解説しますので、道修町文書を読む楽しさを味わってください。
−その1−
(明暦4 1658年) 偽薬を自主的に規制
−その2−
仲間最初書 乾・坤― 和薬改会所(和薬の真偽吟味をする所)
(享保7 1722年) 設立に向けての江戸への旅日記
−その3−
−大阪奉行所より和薬改会所開設のお触書
−その4−
三方申し合わせ條目−本商人・唐薬・中買の申し合わせ
−その5−
少彦名神の勧請
(安永9 1780年)―薬種中買仲間の寄合所に少彦名神の分霊をお迎え
−その6−
−神農祭はどうして始まったのか